| 経 歴 | |
|---|---|
| 1965年7月1日 | 香川県高松市生まれ |
| 1989年3月 | 早稲田大学卒業 |
| 1989年4月 | 国士計画 幹部候補生入社 |
| 1990年4月 |
潟vリンスホテル 本社勤務 新規・改装プロジェクト40件担当 (含ハワイ・アラスカ・トロント海外物件) システム開発委員会事務局次長でホテルシステム開発に従事 |
| 1997年10月 | 潟vリンス・ホテル退職 |
| 1997年12月24日 | アール・ティー・エヌ創業 代表取締役社長就任 |
| 座右の銘 | 自然敬慕 |


飲食に限らず会社は人財が全てです。
RTNでキーワードになるのは“仲間”と“祭”。
学園祭や地元の祭を思い出してもらうとわかると思いますが、祭って一人じゃできないでしょう?
同じ目的を持った仲間がいて、それぞれの役割があって、団結し達成感や充実感を分かち合う。
うちでの日々の業務は、チームで成し遂げることをやりたい。それを私は“仲間”と“祭”と表現しているんです。
“お客さまへの思い”と“仲間への思い”。ここにもう一つ“生産者さんへの思い”というのが入って、愛の三角形<トライアングル>が形成されるんですけど、やっぱり大切なのは“仲間”。
一人で愛のトライアングルを作っても伝わると思うけど、何も面白くないと思う。きっとね、何のためにやってるのか?となると思います。
様々なプロセスで関わった人と一緒に「ここまでできたよね」「ここまでやったよね」と分かち合えないとダメ。
その1つ1つのバランスが取れていないのもダメだけどね。

生産者さんが、自分の想いや生き様を、食べる人たちに伝えたくても、流通の過程で切り離されてしまってきた。
だから、生産者さんは最後まで関われないし見届けられない。完結できない。
でも、うちと関わると、野菜の箱が店に届いてみんなで開けて「おお〜っ」と驚いている間も、どんな料理にしようかアイデアを出している間も生産者さんの声が残っている。
ベースに生産者さんの気持ちがあって、調理の人、ホールの人の気持ちがスパイスとして加わって出来上がった“愛”を、食を通してお客さまに感じていただく。
切り離されることも、段階を経て伝言ゲームで変化するようなこともない。
そして、お客さまが感じたことは、私たちから生産者さんに戻す。
これがうちの愛の三角形<トライアングル>なんです(笑)。

でも、これが…実に難しい。
どんな仕事でも理想と現実のギャップは存在しますが、飲食業界の仕事はどうしても他業界よりも長めの勤務であり、オペレーションの繰り返しという部分もあります。
だから、「気持ちを持ち続けられるか」「モチベーションを維持できるか」。
目の前のことに使うべき自分のエネルギーを、スパイスに変えていける強さってあらゆる意味でタフじゃないとなかなか…。必要なのはハート(情熱)かな。
難しい、できないって言ってても始まらないので、まずは自分たち用のテキストをつくろうとか、お客さま向けに生産者物語(メニューに挟むチラシ)を作ろうとかみんなでアイデアを出して一つずつ形にしていってます。
どんな場面でも人を動かすエネルギーって、やっぱりハート(情熱)なんですよね。

飲食の世界には『独立』というキーワードが常にあります。独立をする人も多いし確かに独立できます。でも、上手くいかないことも多い。
私が思うのは、自分の力だけ、料理の力だけでは成立しない世界だからです。
そこで、最初の“仲間”と“祭”に行き着く。“仲間”を考えたときカギになることは、『自分事にできるか』。
自分の人生を他人事のような生き方はしない。また、人の事を自分の事のように思えるかということなんです。
仲間の失敗を他人事じゃなく反面教師としながらも仲間を励まし、修正すべきところは修正していく。
どんなときでも自分が逆の立場なら…と考えられる人には良い出会いがやってくるのだと思います。
人は人、自分は自分だけでやっていけない世界だし、仲間がいることでそういう意識も芽生えていくものなのでね。
採用というのは本当に難しいですよ。面接だけでその人を見るのはまず無理。
まず、会社をよく見えるようにしておいて、入社してしばらく経って『ああ、こういうことなんだ』と、節々に思えないとダメですね。
だから私は、社員が『自分はこうなんです』と発揮できる場、意見を言える環境を整えないといけない。
会社も発展中なので、制度の提案をしてくれる社員もいますし、「泳ぐ海を見つけた」という言葉をくれる社員もいます。
そういう声を一つ一つ経営に取り入れてきています。
RTNに活躍の場を見出してくれる人は本当にタフでいい人ばかり。そういう人が増えていることに心から感謝しています。
『RTNってそういう人たちが働いているんだ』『そういう会社なんだ』ということが、少しでも多くの人の目に触れてほしいと願っています。